NPO・個人・団体プロジェクトにホームページは必要?自分に合った作り方・発信方法の選び方

NPOや個人・団体プロジェクトの活動を始めると、「ホームページを作ったほうがいいのだろうか」と考えることがあります。

一方で、ホームページを作ろうと思っても、WordPressやSTUDIO、noteなど、さまざまなサービスがあり、何を選べばよいか迷うかもしれません。

パソコンを持っていない、スマートフォンだけで活動している、インターネットの通信容量に制限があるなど、利用できる環境も人によって異なります。

また、ホームページの制作を誰かに依頼する場合でも、完成後の更新は自分で行いたいという人もいるでしょう。

大切なのは、最初からホームページを作ると決めるのではなく、自分たちの活動に必要な発信方法を見つけることです。

この記事では、活動の目的、利用できる端末、インターネット環境、制作・運用の方法を順番に整理します。

そのうえで、WordPress・STUDIO・note・Substack・lit.linkの5つのサービスを比較し、自分に合った方法を考えていきます。

Contents

まず、ホームページで何を実現したいか整理する

ホームページを作る前に、何のために情報を発信するのかを整理しましょう。

活動を紹介したいのか、記事を継続して公開したいのか、参加者を募集したいのかによって、必要な機能が変わります。

最初からすべての機能を用意する必要はありません。まずは、自分たちが優先したい目的を確認してみましょう。

活動内容や連絡先をまとめて伝えたい

活動を初めて知った人に、どのような団体やプロジェクトなのかを伝えたい場合です。

例えば、次のような情報が考えられます。

  • 団体やプロジェクトの名前
  • 活動の目的と内容
  • 活動地域
  • 開催しているイベント
  • SNSや問い合わせ先

掲載したい情報が少なければ、必ずしも独立したホームページを作る必要はありません。

SNSのプロフィールやlit.linkのようなリンクまとめサービスでも、活動を知ってもらう入口を作れます。

一方、団体の沿革、活動実績、事業内容などを詳しく伝えたい場合は、複数のページを持つホームページが適していることがあります。

活動報告や記事を継続的に発信したい

活動報告、イベントの記録、考え方やノウハウなどを文章で公開したい場合は、記事を投稿できる仕組みが必要です。

例えば、月に1回の活動報告や、イベント終了後のレポートを掲載することが考えられます。

この場合、noteのような記事投稿サービスや、WordPressのようなブログ機能を持つ仕組みが候補になります。

選ぶ際には、文章を書きやすいか、写真を追加しやすいか、過去の記事を探しやすいかを確認しましょう。

記事の内容だけでなく、誰がどのくらいの頻度で更新するのかも重要です。

参加者を募集したり、問い合わせを受けたりしたい

イベントへの参加申し込みや、ボランティアの募集をしたい場合は、申し込みや問い合わせを受け付ける方法が必要です。

ただし、申し込みフォームを必ずホームページの中に作る必要はありません。

外部のフォームサービスを利用し、そのリンクをSNSやプロフィールページに掲載する方法もあります。

募集する機会が少ない場合は、このような組み合わせでも対応できるでしょう。

定期的にイベントを開催し、募集内容や開催予定を一覧で案内したい場合は、ホームページのほうが情報を整理しやすいことがあります。

読者や支援者と継続的につながりたい

一度活動を知ってもらうだけでなく、継続して情報を届けたい場合もあります。

SNSのフォロー、メールマガジンの購読、イベント案内などが考えられます。

SNSは日々の情報発信に便利ですが、投稿がすべてのフォロワーに届くとは限りません。

メール配信で情報を届けたい場合は、Substackのようなサービスが選択肢になります。

ここまでの確認ポイント

自分たちの目的は、主に「活動紹介」「記事の発信」「参加募集・問い合わせ」「継続的な情報配信」のどれに当てはまるでしょうか。

複数あっても構いません。最も優先したい目的を一つ決めておくと、次の選択がしやすくなります。

ホームページは本当に必要?ほかの発信方法も検討する

活動について情報を発信する方法は、ホームページだけではありません。

SNS、プロフィールサービス、ブログ、メール配信など、それぞれに得意な役割があります。

目的によっては、ホームページを作らないほうが管理しやすい場合もあります。

SNSだけで目的を達成できる場合

イベントのお知らせや活動中の写真など、短い情報を頻繁に発信する場合は、SNSが役立ちます。

すでに利用しているSNSがあり、活動に関心を持つ人とつながっているなら、そこを中心に発信する方法も考えられます。

ただし、SNSの投稿は時間とともに流れていくため、過去の重要な情報が見つけにくくなることがあります。

活動の基本情報や連絡先など、いつでも確認してほしい情報をどこに掲載するかは考えておきましょう。

lit.linkなどのプロフィールページで十分な場合

lit.link(リットリンク)は、複数のSNSやWebページへのリンクを一つにまとめられるサービスです。

例えば、活動紹介、Instagram、note、申し込みフォーム、問い合わせ先などを一つのページから案内できます。

活動内容が比較的シンプルで、すでにSNSなどで情報を発信している場合は、lit.linkを活動の入口として使う方法があります。

基本機能は無料で利用できるため、費用を抑えて始めたい人にも候補になります。

ただし、詳細な活動資料や大量の記事を整理して掲載することが主な目的なら、別のサービスと組み合わせたほうが適しています。

ブログサービスを使って記事を発信する場合

活動報告や文章の発信が中心なら、ブログサービスを利用する方法があります。

例えば、noteでは、記事を公開し、過去の記事を蓄積できます。

独自のホームページを一から制作しなくても、情報発信を始められることが利点です。

その一方で、ページ構成やデザインを自由に変更できる範囲には制約があります。

活動紹介ページとして必要な情報をどこまで整理できるかも確認しましょう。

独立したホームページを用意したほうがよい場合

次のような状況では、独立したホームページが役立つことがあります。

  • 団体の活動内容や実績を体系的に紹介したい
  • 複数の事業やイベントを整理して案内したい
  • 独自のデザインやページ構成が必要
  • 問い合わせや申し込みの導線を整えたい
  • 長期的に情報を蓄積し、分析・改善したい

このような場合は、STUDIOやWordPressが候補になります。

ただし、作った後も情報を更新する必要があります。制作時の見た目だけでなく、公開後の管理方法も含めて検討しましょう。

複数のサービスを組み合わせる場合

一つのサービスですべてを行う必要はありません。

例えば、SNSで日常の様子を発信し、noteに詳しい活動報告を掲載し、lit.linkからそれぞれに案内する方法があります。

メール配信を重視するなら、Substackを追加することも考えられます。

役割を分けると、それぞれのサービスの得意な機能を利用できます。

ただし、サービスが増えすぎると管理の負担も増えます。最初は必要なものだけを使うほうが続けやすいでしょう。

自分が使える端末とインターネット環境を確認する

ホームページやブログのサービスを選ぶときは、使える端末と通信環境も確認しましょう。

パソコンを使える人と、スマートフォンしか使えない人では、作業のしやすさが異なります。

また、通信容量に制限がある場合は、画像の編集やアップロードなどに負担を感じることもあります。

パソコンを使って制作・更新できる場合

パソコンがあれば、大きな画面でページの構成を確認したり、複数の画面を開いて作業したりできます。

文章の編集、画像の加工、メニューの設定など、複雑な作業にも取り組みやすくなります。

WordPressやSTUDIOを使ってホームページを制作する場合も、パソコンがあると作業しやすいでしょう。

ただし、パソコンを使えるからといって、必ず多機能なホームページが必要になるわけではありません。

目的が記事の投稿だけであれば、noteなどのシンプルなサービスを選ぶ方法もあります。

スマートフォンだけで制作・更新したい場合

パソコンを持っておらず、スマートフォンだけで活動している人もいるでしょう。

その場合は、スマートフォンでどこまで操作できるかが重要です。

記事の投稿や画像の追加がスマートフォンからできるサービスなら、日常的な情報発信を続けやすくなります。

一方、ホームページのデザインやページ構成の編集には、パソコンが必要なサービスもあります。

例えば、STUDIOは公式ヘルプで、管理画面の編集操作はPC版Google Chromeのみ対応しており、スマートフォンやタブレットからは編集できないと案内しています。

スマートフォンだけで運用する場合は、サービスを選ぶ前に、実際の端末で必要な操作ができるか確認しましょう。

インターネットに常時接続できる場合

自宅や活動拠点にWi-Fiがあり、安定してインターネットを利用できる場合は、画像のアップロードやサイトの編集を比較的行いやすくなります。

定期的な更新や複数のページの管理にも取り組みやすいでしょう。

ただし、常時接続できる環境でも、更新担当者が使える時間は限られています。

通信環境だけでなく、作業に必要な時間を確保できるかも考える必要があります。

通信容量(ギガ)に制限がある場合

スマートフォンのモバイル通信を中心に利用している場合は、通信容量にも注意しましょう。

文章中心の記事と、多数の写真や動画を掲載するページでは、必要な通信量が異なります。

通信量を抑えたい場合は、次のような方法があります。

  • 文章は端末のメモアプリなどで下書きする
  • 写真のサイズを小さくしてからアップロードする
  • 大きな画像や動画のアップロードはWi-Fi接続時に行う
  • 頻繁なデザイン変更を避ける

なお、特定のサービスが必ず通信量を節約できるとは限りません。実際の通信量は、画像の枚数や編集内容、利用する機能などによって変わります。

通信容量に制限がある場合は、少量の文章と画像を試しに投稿して、無理なく更新できるか確認することをおすすめします。

ホームページの制作と運用を誰が担当するか考える

ホームページを作る作業と、公開後に更新する作業は別のものです。

制作できても、その後に更新が続けられなければ、古い情報が残ってしまいます。

誰が制作し、誰が運用するのかを最初に決めておきましょう。

自分で制作し、自分で運用する場合

自分でホームページを制作すれば、外部への制作依頼費用を抑えられる可能性があります。

自分のペースでページを追加したり、文章を変更したりできることも利点です。

一方、操作方法を覚える時間が必要になります。

WordPressでは、サーバーやドメインの契約、サイトの設定、更新管理なども考える必要があります。

STUDIOでは、デザインを視覚的に編集できますが、操作方法やページ構成の考え方を理解する時間は必要です。

自分で制作する場合は、完成までの時間だけでなく、公開後に必要な管理作業も確認しましょう。

制作は外部に依頼し、運用は自分で行う場合

デザインや初期設定は専門家に依頼し、活動報告やお知らせの更新は自分で行う方法です。

制作に必要な専門知識がなくても、運用しやすい仕組みを整えられる可能性があります。

ただし、制作を依頼する段階で、どこまで自分で更新したいのかを具体的に伝える必要があります。

例えば、次の点を確認しましょう。

  • 記事やお知らせを自分で追加できるか
  • 写真や文章を変更できるか
  • ページを追加する場合はどうするか
  • 管理画面の操作方法を教えてもらえるか
  • 契約しているドメインやサービスの管理者は誰か

完成後の更新を想定していないサイトでは、小さな変更にも外部への依頼が必要になる場合があります。

「制作は依頼するが、日常の更新は自分で行いたい」と最初に伝えることが重要です。

制作も運用も外部に依頼する場合

制作だけでなく、記事の掲載やサイトの管理も外部に依頼する方法です。

担当者の負担を軽減できる反面、継続的な費用が発生することがあります。

また、情報を修正したいときに、すぐ対応してもらえるとは限りません。

依頼する場合は、月々の費用だけでなく、更新できる回数、作業範囲、緊急時の対応などを確認しましょう。

制作や運用を外部に任せる場合でも、掲載する情報の内容や正確性については、団体側で確認する体制が必要です。

複数人で記事の投稿や更新を担当する場合

NPOなどでは、複数人が情報発信を担当することもあります。

この場合は、誰が記事を書き、誰が内容を確認し、誰が公開するのかを決めておくと運用しやすくなります。

サービスによって、複数ユーザーの権限設定や共同編集の方法は異なります。

また、共通のパスワードを安易に共有するのではなく、利用できる場合は担当者ごとにアカウントや権限を設定しましょう。

担当者が交代しても運用を続けられるよう、基本的な操作方法や契約情報の管理方法を記録しておくことも大切です。

無理なく続けるために費用と作業負担を確認する

発信方法を選ぶ際には、開始時の費用だけでなく、継続的に必要になる費用や時間も考えましょう。

無料で始められるサービスであっても、すべての機能を無料で使えるとは限りません。

無料で始められる方法を選ぶ

活動を始めたばかりで予算が限られている場合は、無料で利用できるサービスから試す方法があります。

lit.linkやnoteなどは、基本的な機能を無料で使えます。

費用をかけずに情報発信を試し、必要な機能が分かってから有料サービスを検討してもよいでしょう。

ただし、無料プランには、デザイン、独自ドメイン、アクセス解析などの機能に制限が設けられていることがあります。

無料かどうかだけでなく、目的に必要な機能を使えるかを確認してください。

初期費用と毎月・毎年の維持費を確認する

ホームページでは、制作費用のほかに、ドメインやサーバー、サービス利用料などが必要になる場合があります。

例えば、一般的なインストール型WordPressを利用する場合、WordPress本体は無料ですが、サーバーや独自ドメインなどの費用を考える必要があります。

STUDIOのようなサービスでも、利用プランによって使える機能が異なります。

また、外部に制作を依頼する場合は、制作費のほかに更新や保守の費用が発生することがあります。

サービスを選ぶ際には、最低でも1年間でどのくらいの費用が必要になるかを考えてみましょう。

記事の投稿や情報更新に必要な作業を確認する

情報発信は、サービスを用意すれば自動的に続くわけではありません。

記事を書く、写真を選ぶ、内容を確認する、公開するなどの作業が必要です。

更新頻度を高く設定しすぎると、担当者の負担になることがあります。

例えば、毎週記事を書くのが難しければ、月に1回の活動報告から始めても構いません。

無理なく続けられる頻度を決め、それに合ったサービスを選びましょう。

トラブル対応やセキュリティ管理の負担を考える

ホームページを運用するときは、セキュリティやバックアップなども考える必要があります。

特に、インストール型WordPressでは、本体やテーマ、プラグインの更新が必要です。

更新の管理を自分で行うのか、外部に依頼するのかを決めておきましょう。

一方、サービス提供者がシステムを管理するタイプのサービスでは、サーバーやソフトウェアの保守負担を軽減できる場合があります。

ただし、どのサービスでも、アカウント管理や掲載情報の確認は必要です。

WordPress・STUDIO・note・Substack・lit.linkの特徴を比較する

ここまでで、目的、利用環境、制作・運用の担当者、費用について整理しました。

次に、具体的なサービスの特徴を見ていきましょう。

5つのサービスは、それぞれ得意な用途が異なります。

WordPress|自由にサイトを構築して運用したい場合

WordPressは、ブログやホームページを構築するための仕組みです。

ページ構成やデザイン、機能を柔軟に変更できるため、団体紹介から記事の発信まで幅広く対応できます。

活動報告をカテゴリーごとに整理したり、さまざまな機能を追加したりすることも可能です。

一方、インストール型WordPressでは、サーバーの契約や保守、セキュリティ対策などを考える必要があります。

そのため、パソコンを使える環境があり、サイトの管理にも取り組める場合や、管理を依頼できる場合に候補となります。

なお、WordPressには、サーバーを自分で用意する方法と、WordPress.comのようなホスティングサービスを利用する方法があります。この記事では、主に前者を想定しています。

STUDIO|デザインを整えたホームページを作りたい場合

STUDIOは、コードを書かずにWebサイトを制作できるサービスです。

団体紹介やプロジェクトの案内など、情報を見やすく整理したホームページを作りたい場合に候補となります。

CMS機能を利用すれば、ブログやお知らせなど、継続的に更新する情報も管理できます。

ただし、管理画面の編集にはパソコンが必要です。

そのため、スマートフォンだけで制作・運用したい人には向かない場合があります。

また、必要な機能によっては有料プランを検討する必要があります。

note|手軽に記事を公開して発信を続けたい場合

noteは、文章や写真などのコンテンツを公開できるサービスです。

活動報告やコラム、イベントの記録など、記事の発信を中心にしたい場合に向いています。

独自のサイトを一から制作する必要がなく、文章を書くことに集中しやすいことが特徴です。

一方で、自由なページ構成や高度な機能の追加には制約があります。

また、無料利用ではGoogleアナリティクスを連携できません。

詳しいアクセス解析を重視する場合は、利用条件を確認する必要があります。

Substack|メールで記事を届けて読者とつながりたい場合

Substackは、記事の公開とメール配信を組み合わせられるサービスです。

読者に購読してもらい、新しい記事をメールで届ける運用ができます。

例えば、毎月の活動報告をメールで送ったり、継続的に関心を持ってくれる読者との接点を作ったりする場合に候補となります。

また、Googleアナリティクス(GA4)の測定IDを設定できるため、Web上での閲覧状況などを詳しく確認したい場合にも選択肢になります。

一方、独自のページ構成やデザインの自由度には制限があります。

活動の基本情報を詳しく整理したい場合は、別のサイトと組み合わせる方法も考えられます。

lit.link|SNSや活動情報へのリンクを一つにまとめたい場合

lit.linkは、SNS、ブログ、申し込みフォームなどへのリンクを一つのページにまとめられるサービスです。

すでに複数のサービスで情報を発信している場合、それぞれのリンクを案内する入口として利用できます。

例えば、SNSで日常の様子を発信し、noteで活動報告を公開している場合に、両方へのリンクをまとめられます。

基本機能は無料で使えるため、まず活動の案内ページを用意したい場合にも候補になります。

一方、長い記事の蓄積や複数ページにわたる詳しい情報整理を中心に考える場合は、ブログやホームページと組み合わせるほうが適しています。

5つのサービスを費用・操作性・運用負担で比較する

サービス主な用途費用の考え方運用上の注意
WordPress自由なホームページ・ブログ本体は無料。サーバーやドメインなどの費用が必要更新・保守の管理が必要
STUDIOデザインを整えたホームページ無料プランと有料プランがある編集にはPCが必要
note記事の発信・蓄積基本的な投稿は無料デザインや外部分析に制約
Substack記事の公開・メール配信無料で開始可能。有料購読を設定する場合は手数料などを確認購読者への継続的な配信が必要
lit.linkSNS・活動情報のリンク集約基本機能は無料詳細な記事や複雑なサイト構成には不向き

※各サービスの料金や利用条件は変更される場合があります。契約前に公式サイトで最新情報を確認してください。

ここで大切なのは、機能が多いサービスほど優れているわけではないということです。

例えば、SNSと問い合わせ先をまとめるだけなら、WordPressで大きなサイトを作る必要はないかもしれません。

一方、複数の活動を整理し、記事を長期的に管理したいなら、lit.linkだけでは目的を満たしにくいでしょう。

自分たちに必要な機能があり、無理なく更新できるサービスを選びましょう。

アクセス解析や情報発信の改善が必要か考える

ホームページやブログを公開した後、どのくらい読まれているのかを知りたい場合があります。

アクセス解析を使えば、発信内容を改善するための手がかりが得られます。

ただし、すべての活動で詳しい分析が必要になるわけではありません。

アクセス数や読まれている記事を把握したい場合

まずは、どの記事が読まれているのか、閲覧数がどのくらいあるのかを知ることから始めてもよいでしょう。

サービスによっては、標準機能で閲覧数や読者の反応を確認できます。

例えば、活動報告の記事とイベント案内の記事で閲覧数を比較すれば、読者の関心を考える手がかりになります。

ただし、閲覧数が多いことだけが成果ではありません。

NPOや個人プロジェクトの場合は、問い合わせ、参加申し込み、支援など、活動の目的につながっているかも重要です。

Googleアナリティクスで詳しく分析したい場合

Googleアナリティクス(GA4)は、Webサイトの閲覧状況などを分析するためのツールです。

どこから訪問した人が多いのか、どのページが読まれているのかなどを調べ、情報発信の改善に活用できます。

ただし、各サービスでの利用条件は異なります。

  • WordPress:サイトにGA4の測定タグを導入する方法がある
  • STUDIO:GA連携は有料プランが対象
  • note:note pro、独自ドメインの適用、有料オプションの契約が必要
  • Substack:GA4の測定IDを設定できる
  • lit.link:必要な分析項目と利用プランで使える機能を個別に確認する

特にnoteでは、無料で記事を投稿できることと、GA4を利用できることは別です。

アクセス解析を重視する場合は、サービス選びの段階で確認しておきましょう。

アクセス解析を使わずに発信を続ける場合

活動を始めたばかりであれば、詳しいアクセス解析を行わなくても構いません。

例えば、次のようなことから確認できます。

  • 記事を予定どおり公開できたか
  • 活動への問い合わせがあったか
  • イベントへの申し込みがあったか
  • 読者や参加者から反応があったか

発信の目的に対して、どのような成果があったかを振り返ることが大切です。

必要になってから、より詳しい分析機能を検討する方法もあります。

ここまでの条件から自分に合った方法を選ぶ

ここまで、目的、端末、通信環境、制作・運用方法、費用、アクセス解析について確認してきました。

最後に、それぞれの条件に合う発信方法を整理します。

すべての人に共通する最適なサービスはありません。自分たちの状況に近いものを参考にしてください。

SNSや連絡先を一つのページにまとめたい人

候補:lit.link

すでにSNSを利用しており、活動紹介や問い合わせ先へのリンクをまとめたい場合は、lit.linkが候補になります。

独立したホームページを作る前に、まず活動の入口を用意したい場合にも適しています。

ただし、詳細な活動報告を蓄積したい場合は、noteなどとの組み合わせを考えましょう。

スマートフォンだけで手軽に発信したい人

候補:note・lit.link

パソコンを持っていない場合は、スマートフォンで必要な作業を完結できるかが重要です。

文章の発信が中心ならnote、SNSや活動情報への案内をまとめたいならlit.linkが候補になります。

まず無料で試し、記事の編集や画像のアップロードが無理なくできるか確認するとよいでしょう。

費用や通信容量を抑えて活動を続けたい人

候補:SNS・lit.link・noteの組み合わせ

予算や通信量に制約がある場合は、最初から多機能なサイトを用意せず、必要な機能に絞る方法があります。

例えば、SNSで短いお知らせを発信し、詳しい活動報告をnoteに掲載し、lit.linkにリンクをまとめる方法です。

ただし、複数のサービスを使うと管理する情報も増えます。

通信量についても、画像や動画の使い方によって変わるため、実際に試して判断しましょう。

団体の基本情報をまとめたホームページが欲しい人

候補:STUDIO・WordPress

活動内容、団体概要、実績、問い合わせ先などを複数のページに分けて案内したい場合は、STUDIOやWordPressが候補になります。

見た目を整えたホームページを制作したい場合はSTUDIO、独自の構成や機能を柔軟に追加したい場合はWordPressを検討するとよいでしょう。

どちらの場合も、日常的な更新方法を事前に確認することが大切です。

自分で制作・運用して記事を蓄積したい人

候補:WordPress・note

記事の蓄積と自由なサイト構成を重視するなら、WordPressが候補になります。

ただし、管理や保守に必要な知識と時間を考える必要があります。

一方、記事を書くことを優先し、サイトの管理負担を抑えたい場合は、noteのほうが適していることがあります。

何をどこまで自分で管理したいかを基準に選びましょう。

制作を依頼して、その後は自分で更新したい人

候補:STUDIO・WordPress

ホームページの初期制作を外部に依頼し、その後のお知らせや記事の投稿を自分で行いたい場合です。

どちらのサービスでも、更新しやすい構成にしてもらうことが重要です。

依頼時には、更新したい箇所、使える端末、操作方法の説明、保守の範囲などを確認しましょう。

特にSTUDIOは、管理画面の編集にパソコンが必要です。スマートフォンだけで運用する予定なら、制作前に別の方法も含めて検討する必要があります。

記事をメールで届けて読者との関係を築きたい人

候補:Substack

継続して記事を届けたい相手がいる場合は、Substackが候補になります。

活動報告、イベント案内、コラムなどを定期的にメールで配信する運用が考えられます。

ただし、メールを届ける仕組みを用意するだけでは、読者は増えません。

誰に何を届けるのか、どのくらいの頻度で配信するのかを決めておきましょう。

SNS・プロフィールページ・ブログ・ホームページを組み合わせたい人

候補:目的に応じた複数サービスの組み合わせ

活動の規模が大きくなると、一つのサービスですべてを行うより、役割を分けたほうが管理しやすい場合があります。

例えば、次のような組み合わせが考えられます。

役割利用するサービスの例
日常のお知らせSNS
リンクの案内lit.link
活動報告の記事note
団体の公式情報STUDIO・WordPress
メールでの情報配信Substack

ただし、これらを最初からすべて用意する必要はありません。

まず中心となる発信手段を一つ決め、必要に応じて追加していく方法がよいでしょう。

まとめ|自分の目的と環境に合った方法から始めよう

NPOや個人プロジェクトにとって、ホームページは活動を伝えるための有効な手段の一つです。

しかし、すべての団体やプロジェクトが最初からホームページを持つ必要があるわけではありません。

発信方法を選ぶ際には、次のことを確認しましょう。

  1. 何のために情報を発信するのか
  2. ホームページが必要なのか、ほかのサービスでも目的を満たせるのか
  3. パソコンとスマートフォンのどちらを使えるのか
  4. インターネットの通信環境に制約はないか
  5. 制作と運用を誰が担当するのか
  6. どのくらいの費用と時間をかけられるのか
  7. アクセス解析などの機能が必要なのか

例えば、スマートフォンだけで活動している人が、まず記事を発信したいのであれば、noteから始める方法があります。

SNSや問い合わせ先をまとめたいのであれば、lit.linkが候補になります。

団体の情報を体系的に整理する必要が出てきたら、STUDIOやWordPressによるホームページを検討できます。

そして、メールで読者に継続的に情報を届けたい場合は、Substackも選択肢になります。

最初から完成度の高いホームページを目指す必要はありません。

必要な情報を、無理なく発信し続けられることが大切です。

自分たちの目的と環境に合った方法から始め、活動の変化に合わせて発信方法を見直していきましょう。

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